「YouTubeから著作権侵害の連絡が来たけど対応方法は?」
「フリー素材を使っているはずだし著作権侵害した覚えはない。無視してもOK?」
YouTubeからこのような著作権侵害に関するメールが突然届くと、焦ってしまいますよね。
多くの場合は、どうしてこのメールが届いたのか理解した上で対応すれば解決してしまうことがほとんどです。
一方で、対応せずにいると、最悪の場合はアカウント削除なんてことも…。
そこで今回は、
- YouTubeの著作権侵害通知の種類
- 著作権侵害メールが届いたときの対応方法
について、2021年最新の情報で、現役でYou Tubeマーケティングを研究している僕からお伝えします。
この記事を読めば、YouTubeから著作権侵害の連絡が届いた時の対応はバッチリです。
この記事を読まなかったために「アカウントが削除されてしまった…!」なんて後悔をしないようにしてくださいね。
【この記事を書いた人】
You Tubeマーケッター・オサム
起業家・フリーランス向けにYou Tubeの活用術を発信している。
2016年からYou Tubeを始め広告収入で月49万円、毎月500万円の売上を出すYou Tuberのプロデュース業など数多くのチャンネル運営に携わってきた。
小さなチャンネルでも売上を10倍にするSmall You Tube Marketingの創設者でもある。
著作権侵害通知は2種類
YouTubeから届く著作権侵害通知は2種類あります。
- Content IDの申し立て
- 著作権侵害による削除通知
YouTubeの自動検出か、もしくは著作権者から直接申し立てられている可能性もあります。
まずはメールの内容をよく見ていくことが重要です。
①Content ID の申し立て
Content IDは、著作権者からのデータを基に、投稿された動画に著作権違反がないか自動判定しています。
その結果、YouTubeから著作権侵害の申し立てのメールが届くことになります。
このContent ID があることによって、著作権者本人がわざわざ削除通知などの対応をしなくていい仕様になっています。
また、著作権者は Content ID によって自分の権利を主張できるため、対象動画の削除ではなく、著作権者が収益化を選択することも可能になります。
②著作権侵害による削除通知
これは、著作権者が開始する法的手続きになるため、一度削除通知が来ると、該当動画は削除されてしまいます。
異議を申し立て、撤回できる場合もありますが、90日以内に3回連続して違反警告を受けると、アカウントとチャネルが永久に削除されてしまいます。
そのため、このような「著作権者から動画削除通知があった」という場合には、必ず対応が必要になってきます。
著作権侵害メールが届いたときの対応方法
では、上記2つのパターンについて、それぞれの対応方法についてご紹介していきます。
①Content ID の申し立て
STEP.1 メールの内容をよく確認する
改めてメールの内容を見てみましょう。
とありますね。
「じゃあ安心だ…」と思うのは少し危険です。
その後に、以下のように続きます。
問題が発生しているわけではないと言いつつ、放置したままだと著作権者が広告収益を受け取る可能性もあるのです。
そのため、該当動画があなたのチャンネルの収益に寄与している場合は、即対応すべき案件になっていきますね。
ちなみに広告を付けていない動画であっても、勝手に広告が表示され、著作権者が広告収益を受け取るというケースもあります。
著作権侵害詐欺に注意!
「著作権者側に広告収益が入る」という仕組みを利用して、「著作権を持っていない団体から著作権の主張を受ける」という著作権侵害詐欺も増えています。
特に、音源に関する詐欺が多く、フリー素材や購入した素材、自分で作成した音源であっても、著作権侵害の主張をしてくるケースが散見されます。
この場合は何もせず放置してしまうと、詐欺団体に広告収益が入ってしまうので、必ず対応していきましょう。
STEP2. 該当動画について著作権違反の該当有無を確認する
次に、該当動画が著作権違反していないか確認しましょう。
メールには、「著作権で保護されたコンテンツ」「申立人」が明記されています。
あなたの使った素材が、「期限付きのフリー素材だった」という可能性もありますので、改めて入手先を確認するといいでしょう。
著作権に問題があれば、該当部分の動画修正をします。
STEP3. 問題なければ異議申し立てを行う
問題がなければ、異議申し立てを行っていきます。
まずは、YouTube Studio にログインし、異議申し立てを行う動画をクリックします。
「制限」 列で、「著作権侵害の申し立て」にカーソルを合わせて 「詳細を表示」をクリック。
「操作」を選択し、 「異議申し立て」をクリック。
左下のチェックをクリックし、「次へ」をクリック。
異議申し立てを行う理由を以下の4つから選択し、「次へ」をクリック。
左側のチェックボックスをクリックし、「次へ」をクリック。
下記の必須項目を入力の上、「送信」をクリック。
STEP4. 結果を待つ
異議申し立てを提出すると、著作権者には 30 日間の回答期限が与えられます。
その間に、著作権者は以下の4パターンの対応を行うことになります。
①申し立ての取り下げ
②申し立てが期限切れになるのを待つ
③申し立ての復活
④動画の削除請求
①、②の場合は、あなたの異議申し立てが通る形になります。
一方、③の場合は、再度申し立てが行われるため、同じ対応をこちら側が行う必要があります。
そして④については、著作権者から動画の削除依頼をされることになります。(次のパターンの対応方法で説明します。)
著作権に問題がない動画であれば、①か②になるケースがほとんどです。
異議申し立てをすれば、あとは撤回を待つのみになります。
②著作権侵害による削除通知
STEP.1 メールの内容をよく確認する
まずは、メールの内容をよく確認しましょう。
このメールが届いた時点で既に動画が削除されている状態です。
メールには、
1つの動画に対して著作権侵害の警告が発せられるのは、一度に 1 回だけです。
この警告を 3 回受けた場合、以下のペナルティが課せられます。
- チャンネル停止
- 全ての動画の削除
- 新しいチャンネルを作成できなくなる
STEP2. 該当動画について著作権違反の該当有無を確認する
次に、該当動画が著作権違反していないか確認しましょう。
著作権違反している場合は、YouTubeのコピーライト スクールを受講する必要があります。
コピーライト スクールでは、著作権とは何か、そして YouTube ではどのように著作権が保護されているかについて学べます。
STEP3. 問題なければ異議申し立てを行う
問題がなければ、異議申し立てを行っていきます。
著作権侵害を申し立てた人に、申し立てを撤回してもらうよう直接依頼することも可能ですが、著作権者のクリエイターがチャンネル内で連絡方法を公開している場合などに限られます。
そのため、基本的には異議申し立てを行う形となります。
まずは、YouTube Studio にログインし、異議申し立てを行う動画をクリックします。
「制限」 列で、「著作権侵害の申し立て」にカーソルを合わせて 「詳細を表示」をクリック。
「操作」を選択し、 「異議申し立て]」をクリック。
連絡先情報と異議申し立ての理由を入力し、「送信」 をクリックします。
STEP4. 結果を待つ
異議申し立て通知が通ると、申立人に転送されます。
申立人は、異議申し立て通知に 10 営業日以内に返信する必要があります。
このまま申立人がアクションを起こさなければ、削除された動画が復元されます。
※動画の復元を防ぐには、申立人が法的措置を講じたという証拠をYouTubeに提出する必要があります。
あなたの動画が問題なければ、この段階できちんと解決されることでしょう。
まとめ
今回は、YouTubeから突然届いた著作権侵害に関するメールへの対処方法をご紹介しました。
著作権侵害の通知にも2種類があり、あなたの置かれている状況はそれぞれ異なります。
まずは、届いたメールをよく読み、自分がどのような対応をしていけばいいかを冷静に判断していきましょう。
コメント